「コボルトと秘宝の迷宮」のスタンダード環境における、ドラゴンプリースト(ドラプリ)のガイドを書いていきたいと思います。デッキの特徴・プレイングの方針・マリガンについてなど。結果を残しているデッキリストへのリンクも貼っています。
私自身、ソロアドベンチャーのダンジョン攻略や闘技場などもやっていて、新環境開始からドラプリを中心に使っているもののまだランク5あたりまでしか試していないので、ドラプリをあまり触ったことがない方や、初心者~中級者向けの内容となっております。
どうもkonoha(@sdw_konoha)です。しかし今の環境、プリースト多いですよね~……。しかもデッキタイプが多岐にわたるので、整理して理解しておかないと翻弄されてしまいます。ドラプリの他には、ハイランダープリースト・ハイランダードラゴンプリースト・ミラクルプリースト・ビッグプリーストなどもありますね。
- ラザとDKアンドゥインがメインのハイランダー系
- 大型ミニオンを復活などの手段で早いターンから連打するビッグ系
- そしてドラゴンシナジーを主軸に据えたドラゴン系
この記事では、その中のドラゴン系について書いていきます。3か月くらい経ったらこの中のどのデッキタイプが生き残ってるんでしょうね?
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- まず、”コボルトと秘宝の迷宮”のドラゴンプリースト(ドラプリ)には「OTK型」と「性悪ビッグスペル型」がある
- 「OTK型」のマリガン、プレイング、デッキリストなど
- 「性悪ビッグスペル型(サテライト型)」のマリガン、プレイング、デッキリストなど
まず、”コボルトと秘宝の迷宮”のドラゴンプリースト(ドラプリ)には「OTK型」と「性悪ビッグスペル型」がある
ドラゴンプリースト(ドラプリ)には「OTK型」と「性悪ビッグスペル型」があります。この二つのデッキタイプについて、まずは簡単に解説します。性悪ビッグスペル型というのは、メイジのビッグスペルを参考にいま私が便宜上そう呼んでいるだけで、巷では発案者のSatellite(サテライト)さんの名前を取って、サテライト型と呼ばれていることが多いです。(1/24追記:性悪ドラプリという呼び方が定着してきているように感じます)
(他にはハイランダードラゴンプリーストもありますが、あれはハイランダープリースト(ラザとDKがメイン)の派生だという認識です。少なくともこの記事では扱っていません。)
ドラゴンシナジーを主軸に据えているという点は、どちらも共通しています。
おなじみの「ドラゴニット諜報員」(5/5/6 雄叫びで相手のデッキのカードを発見)や「ネザースバイトの歴史家」(2/1/3 雄叫びでドラゴンを発見)などに加え、
新カードの「ダスクブレイカー」(3点オール)と「トワイライトの侍祭」(アタック交換)の追加も大きいです。
OTK型ドラプリの特徴を簡単に
「OTK型」(ワン・ターン・キル)とは、「内なる炎」(1マナ:対象のミニオンのアタックをヘルスの値と同じにする)と「神授の霊力」(2マナ:対象のミニオンのヘルスを2倍にする)を組み合わせて、巨大ミニオンを作って一撃で相手ヒーローのライフを0にすることを狙っていくデッキタイプです。突然現れたわけではなく、以前の環境から存在しています。
性悪ビッグスペル型(Satellite サテライト型)の特徴を簡単に
もう一つのドラプリは、「性悪ビッグスペル型(サテライト型)」です。これは、デッキの中のスペルが8マナの「琥珀の中に眠るもの」と10マナの「精神支配」のみとなっています。
そしてそれらを、新カードの「性悪な召喚師」(6マナ 4/4 雄叫び:デッキ内のスペルを表示し、そのマナコストと同じランダムなミニオンを召喚)や、
「記録保管大臣」(8マナ 4/7 ターン終了時に、デッキ内のスペルをランダムに使用する)から参照して、爆発的なアドバンテージを得ることを狙っていくデッキタイプです。
「OTK型」のマリガン、プレイング、デッキリストなど
「OTK型」にはいくつかのリストがあって、定番のリストはまだ決まっていない感じですね。まずは例としてその中の一つを提示します。共通しているマリガンは、いくらOTKを決めたいと言っても、盤面を維持し、ドローや発見を回してパーツを集めきらないと勝てないので、OTKパーツ(内なる炎と神授の霊力)は基本戻してます。
序盤から出せる低マナミニオンと、「真言・盾」(光熱のエレメンタルと同時に使うと強い)、ドラゴンシナジーの確保あたりを考えてます。
対アグロには、「ダスクブレイカー」「狂気ポーション」「熱狂する火霊術師」(とくに後攻のコインがあれば)あたりが重要です。
デッキリスト(コードもリンク先)を3つご紹介します。
#ハースストーン 環境が移り変わっているので、こちらのOTKドラプリに乗り換えたら勝率が上がった。
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月15日
でもこのデッキ、超絶プレイングが難しい。後から考えてもベターな選択すら思い浮かばないシーンもある。
やむを得ないときのOTKパーツの切り方とか、ドローの回し方とかhttps://t.co/xqWGQGRMf4
↑私が使ってみたところ、このリストが一番勝ててますね。プレイングは超難しいといった部類ですが……。
二つ目のリスト。こっちのほうが比較的簡単↓
#ハースストーン OTKドラプリはこのリスト使ってます。レジェンドはライラだけ、新カードにもエピックはないので、クラフトの様子見をしている方や、資産が少ない方にもおすすめできますね。普通に勝てます。
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月12日
他のリストは、エピックが多くて高くなりがちですが……。https://t.co/tFiWeQSsZc
三つ目のリスト。テンポラスをクラフトしたくないけどw ↓
#ハースストーン こんな新型ドラプリ(OTK型)もレジェンド上位なのか!
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月17日
まさかの【テンポラス】(雄叫び:相手が先に2ターン行動して、自分も2ターン行動する)を採用。
歴史家からの発見でもあんまり選んでなかったけど、素で入れるのか…。これは画期的なアイデア!https://t.co/VcQnkSUcwF
でもこのOTK型は難しい分、「自分うっま!」と思えるシーンがよく出てくるので、気持ちよくなりたい方におすすめですww
以下、プレイングとマッチアップに関するメモです。
OTK型は後述のビッグスペル型に比べて、「狂気ポーション」がある分アグロに強くなっています。それでもアグロパラディンとかにはやっぱり厳しいけど。
ハンターくらいならうまく回せればぜんぜん戦えます。「やさしいおばあちゃん」を狂気ポーションで盗んで、おおかみをこちらの場に出せると、相手が爆発することもw
遅いデッキに対しては、「挑発」ミニオンを並べてくるデッキかどうかで相性が変わってきます。結局、大型ミニオンを作って殴り殺す勝ち筋なので。
とくに強い挑発ミニオンが早い段階で出てくるコントロールウォーロックに対しては、かなりうまく回さないと勝てない印象です。しかし、相手は単体の確定除去(魂抽出)が6マナ、全体除去(捻れし冥界)が8マナなので、4マナの(地獄の炎)にだけ気を付けて、早めの展開で意外と勝てます。
OTKしきれなくても、12/12とかの大型を4~5ターン目に作る感じで、相手はけっこう困ってます。これは翡翠ドルイド等でも同じですね。
どのデッキを相手にしても、相手がテンポよく展開してきて、やむをえない形でOTKパーツを使わされ、ハンドが枯れると負けますね。
じっくり戦えて、挑発ミニオンを並べられない相手にはだいたい勝てます。
しかし、ハイランダープリーストに対する戦い方は難解だと思ってます。早い時間帯なら意外と相手の除去がないことも多いので、早めに仕掛けるべきなのかな、と思っています。長期戦になるとだいたい負けます。毎ターンのようにこちらのミニオンが除去されるので、なかなかOTKを決めるチャンスを与えてくれません。
#ハースストーン OTKドラプリで、コントロールウォーロックの9/3/9(断末魔:1/3*3)に対しては、
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月16日
「ドラシナでアタック交換>狂気ポーションで奪う>体力2倍スペル(>あればもう一度体力2倍スペル)>アタック=体力のスペル>リーサル」
みたいな流れに出来たとき気持ちよかった。さいこー
#ハースストーン OTKドラプリの狂気ポーション、コンウォロ戦では普段はだいたい、5/2/2(断末魔:悪魔召集)を奪って、火霊術師で焼いたりするのに使うことになりそう。
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月16日
ランクが上がるにつれて敵のミニオンにはぶつけられなくなる。他にはラザカスプリ等でもきれいに使わせてくれなくなってくる。
対翡翠ドルイド・ビッグドルイドなら、早めのOTKパーツを切る仕掛けでいいと思う。殺しきれない12/12とかでも、相手はかなり困ってる。
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月16日
「性悪ビッグスペル型(サテライト型)」のマリガン、プレイング、デッキリストなど
いまのところ、サテライトさんのリストがよく使われているようです。まずビッグスペル型のマリガンは、有名動画投稿者のtansokuさん曰く、基本的には「性悪な召喚師」が超欲しいらしいです。
でもアグロ相手だと序盤を固めるようなカードが欲しいらしいです。例えば低マナのミニオンとか、ダスクブレイカーとか。tansokuさんの動画↓
同じく有名なましわぎさんも動画を上げていますね(↓)。こういった動画を見ていると、マリガンやプレイングの参考になります。
お二人ともサテライトさんのリストと全く同じデッキですね。このタイプは、いまのところこのリストが流行っているみたいです。自分のラダー(ランク戦)の実感としてもそう思います。
デッキコードは、以下のリンクからどうぞ。
#ハースストーン さて、今日もドラプリ回していこ。他のデッキも見てるけど、今はドラプリが一番楽しいように感じる。
— konoha@趣味ブロガー(底辺) (@sdw_konoha) 2017年12月17日
使ってるのはこのサテライトさんの型(ビッグスペル入り)。tansokuさんの動画見て始めた。
なんとレジェンド無し・3540ダストで、レジェ2位の強さ。https://t.co/iPJ1Wrw3OL
(私が使った感想としては)このデッキのプレイングは、あまり難しくありません。ぶっちゃけ割と運ゲー。でも割のいい運ゲー。
低マナスペルがなく、大型スペルが多めに採用されているので、うまく回らずに事故ると負けます。運悪く、序盤から精神支配が2枚手札にあったりすると厳しくなります。
逆に、性悪な召喚師を6ターン目に出して強いミニオンが出ると、ゲームがぶっ壊れます。だいたいそんな感じ。
「ネザースバイトの歴史家」や「ドラゴニット諜報員」で何を発見してくるかは、プレイングが問われます。相手のデッキのやりたいことを理解して先回りして回答を用意しておくか(上記のましわぎさんの動画みたいに)、こちらの動きを強くして相手に押し付けていくかといったところでしょうか。
マッチアップは、「狂気ポーション」が採用されていないこともあって、「OTK型」に比べてアグロデッキに弱いです。
とくにアグロパラディンには、都合のいい引きを2~3回くらい繰り返さないと勝てません。「ダスクブレイカー2回&発見した始祖ドレイクで蓋」くらいやって、なんとかライフをわずかに守り切れる感じです。
対ハンターもこちらの強い時間帯が来る前で試合が決まってしまいがち。
しかし、遅いデッキに対しては強いです。早い段階から大型ミニオンを連打できるので、相手は処理にかなり困ります。
なお、ミルローグには勝ったことがありませんw
以上、”デッキガイド(コボルト):ドラゴンプリーストの解説 マリガンやプレイング、OTK型と性悪ビッグスペル型についてなど / ハースストーン(HS)”でした!
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