影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想

 ゲーム/ニコ生評論家(自称)が文化的なことについて、熱っぽく本音で語っていきます。自分に嘘はつけない。

フリーゲーム色々

  • 【フリゲ】VIPRPG GW祭り2017から選んだ8作の感想・レビュー
  • 【フリゲレビュー】『お怒り信長』マス目式の戦闘が独特なアクションRPG
  • 【感想・レビュー】『StarLight☆Mountain』 カジュアルにもディープにも楽しめる一筆書きパズル
  • 『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』ただのブロック崩しではない。独自の工夫と細やかな演出
  • 『ジャンヌアクション』優れた難易度曲線が描かれる、シンプルで軽快な2D横スクロールアクション

【フリゲ】VIPRPG GW祭り2017から選んだ8作の感想・レビュー

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6/12 追記:No.4 『もしもンクエストモンスターズ2 ポテチのふしぎな鍵』、No.11 『万華郷 ~外伝~』、no.24 『魔法達のCoC~檸檬色の帆~』を追加。

ツクール製フリーゲームの祭典、VIPRPG GW祭り 2017が5/3に開幕(ゲームの公開開始)しました!

私も何作かプレイして、感想をツイッター(Twitter:@sdw_konoha)やこのブログに書いていたのでそれをまとめておきたいと思います。
あ、ちゃんと忘れずに感想掲示板にも書いとかないとな。自分も昔、祭りに作品提出したけどレスが付かな過ぎて、問題点の洗い出しすらできなかったときは悲しかったし。 本当にそんな感じ。steamの積みゲーはなかなか消化できないけど、VIPRPGはなぜかプレイ出来るんだよなー。
ということで、感想とレビューを始めていきたいと思います。


※RPGツクール製の作品をプレイするためにはRTPが別途必要で、またVIPRPG作品は実行ファイルが抜かれているのでRPGツクールローダーの使用をおすすめ
します。

新しいゲームが公開され、私がプレイし次第、この記事に追加更新したりリンクを貼っていくので、興味がある方はブックマークしておくのもいいかもしれません。また、この記事で気になった点として挙げたことは私のプレイ時点のものであり、アップデートされて事情が変わっているかもしれません。


もくじ


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【フリゲレビュー】『お怒り信長』マス目式の戦闘が独特なアクションRPG

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おすすめ度:★★★★☆
プレイ時間:3~6時間程度(エンディングまでは2~3時間程度で、クリア後の要素もある)


前作が『新入り魔王』の、ポルゼンヌ小林さんの新作アクションRPG。「死後の世界で信長が光秀に復讐する」というストーリー。コメディ色が強い。

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私にとって、『新入り魔王』は「めっちゃ面白い!2年ちょっと前くらいにプレイしたけど内容を覚えてる!」と言った感じの作品でした。熱中したプレイしていた記憶がある。

そのため、以下のレビューと感想では、『新入り魔王』の残像が頭にちらついていた捉え方となっております。


『お怒り信長』はアクションRPGといっても、結構アクションよりの作品です。

RPG的な成長要素に強く期待してプレイすると違和感があると思います。戦闘でこつこつ稼いだり成長させたりというより、プレイヤー自身の操作が大事になってきます。このゲームの軸はRPGというより、アクションにあるように感じました。


――では、『お怒り信長』のユニークな点はどこにあるのか?
それは、ロックマンエグゼっぽい見た目のマス目式の戦闘ですね。ここが作品の核になっていると思います。ここが面白かった。
作者さんが大事になさっている「挑戦と独創性」を感じました。こういうオリジナリティのある作品を作っていってほしいと思います。



戦闘に勝利すると、お金と、技能の経験値と、新技能・パネル等が手に入ります。
つまり、主人公自身にレベルという概念はありません。強化はお金を消費して行います。戦闘に直接関係してくる能力はHPのみとなっています。パネルという、DQ10の宝珠みたいなシステムもあります。

エンカウント式で、別の画面に切り替わって戦闘を行うのですが、ゲージがたまるのに時間がかかるので基本的に雑魚でも瞬殺というわけにはいかず、仮に瞬殺できる育てた技能構成にすると技能に経験値が入らないというジレンマ。
戦闘はこの作品の核となっていると思いますが、ここのうまみが少なくて気持ちよくなれない点が気になりました。

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ストーリーは、それほどゲーム内で主張してくる感じではなく、ゲームシステムがメインと言った印象でした。コメディ色が強く、でもちゃんと押さえるべきポイントは押さえている。しっかりときれいにまとめてくる。


『お怒り信長』のダウンロード(ふりーむ!)


先月からツイッター始めました。フリーゲームについてもつぶやいているので、@sdw_konohaをフォローや、いいね・リツイートお願いします!  とても喜んでモチベ上がります。

私のクリア時の記録

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セーブデータでは、プレイ時間2時間半程度になっているけど、算出方法が違うのかな?

一般論として、ヌルゲーになるのが嫌なのと、どの時点で稼ぎをするのが効率がいいのかはある程度進めないとわからないので、あんまり雑魚には構わないスタイル。ギリヂリでいつも生きていたい。
(でもなぜか、小学生の頃はRPGをやると最初の街の周辺で頭おかしいくらいレベルを上げるのが好きでした)


こちらもおすすめ
(同作者さんの『新入り魔王』が未プレイならまずそちらをおすすめ)

【感想・レビュー】『StarLight☆Mountain』 カジュアルにもディープにも楽しめる一筆書きパズル

諸君、私はパズルが好きだ。

フリーゲームでパズルといえばまず挙がるのが『ゼリーのパズル』でしょう。

そしてVIPRPGでは、 『デュラハンさんの頭をお持ち帰りする』高水準な倉庫番的パズル『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』ただのブロック崩しではない。独自の工夫と細やかな演出『Win' Wind' Windy』、『しろくろシンドローム』あたりが、私の記憶には新しく、高水準でした。

VIPRPG GW祭り2017でも、確か3作品がパズルというジャンルでエントリーされています。

全体としてはNo.03『スピリットブレスオブザワイルド』やNo.19『さらばケゴール島』あたりが、感想掲示板やツイッター等で話題になっているみたいですが、私はパズルがやりたい気分だったのでまずは本作をPIAI(プレイという意味のこの界隈のスラング)してみました。

『StarLight☆Mountain』紹介ページ(VIPRPG GW祭り2017)
(プレイ時間:エンディングを見るだけなら30分くらい。フルコンプリートまではもっと)

(随時更新)VIPRPG GW祭り2017から選んだ作品の感想・レビューという記事も書いています。


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ルールを簡単に説明すると、石の上に書いてある数字の回数だけその石の上を移動することが出来て、かつ同じ色から同じ色の石へは移動できません。
そして全ての石の上の数字を消費しきればコンプリートなのですが、次のマップへと進むための条件が集めた星の光の数(石の上を移動した歩数)が一定以上というものになっているので、全ステージをコンプリートせずとも進むことが出来ます。
このカジュアルにもディープにも楽しめるゲームデザインがよく考えられているなーと思いました。

パズル自体も面白かったです。パズルゲーの面白さをどう言語化して伝えればいいんだろう。難しいな。比較するのが王道なんだろうけど、似ているフリーゲームとかってあったっけ。『一本道迷宮』とか連想したけどこれは違うなー。
まあ、アクション要素がない静的なパズルなので、手順を考えたりする知的な遊びが好きな人なら楽しめるはず。


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そして忘れてはならないのが、パズルゲーのパズル以外の部分。前回の紅白の『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』あたりは特に秀逸だったけど、本作でもしっかりとしたストーリーがあるのも良いと感じました。設定に新鮮さを盛り込みつつも、VIPRPGのテンプレートに乗っ取った安心感と気楽さがある。


ただ、全体を見て気になった点もあって、それはパソコンが低スぺだと後半のステージの動作が重い(5月6日時点)。ステージ開始直後は軽いので、画面上を動き回っている星が多数になると重くなっているんじゃないかと推測します。感想掲示板にも同様な報告がすでにいくつか寄せられているので、これについてはアップデートを期待したいですね。


『StarLight☆Mountain』のダウンロード(VIPRPG GW祭り2017)
(VIPRPG作品はRPG_RT.exeが抜かれているので他のツクール2000作品から持ってくるか、RPGツクールローダーを使うのがおすすめ。また、ツクール2000によって製作されているのでRPGツクール2000 RTPが必要。)

(随時更新)VIPRPG GW祭り2017から選んだ作品の感想・レビューという記事も書いています。

こちらもおすすめ

今日のひとこと

1週間くらい前にツイッターを始めました。VIPRPG GW祭り2017のゲームの感想もツイートしていくつもりなので、良かったらフォローしてね! Twitter:@sdw_konoha

『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』ただのブロック崩しではない。独自の工夫と細やかな演出

WS000387  『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』は、「ブロック崩し」という古典的なゲームに独自の工夫を加えたユニークな作品。


 VIPRPG紅白2016のユーザー投票で総合2位を獲得。本記事はVIPRPG紅白2016から選んだ作品の感想とレビューをもとに若干の修正を加えたものです。


どんなゲーム?

 ATK、DEF*2、TECの4か所に「魔法」をセットすることで、ボールがオブジェクトにぶつかったときに爆発を引き起こしたり、ボールを跳ね返すための棒(杖)を横に長くしたりする等の有利な効果を時間制限付きで発動することができる。

 また、ステージの最後にはボスがいたり、棒(杖)を狙って攻撃してくる(命中すると杖が麻痺したり画面外に消える等の状態異常になったりする)敵がいたりとシューティングゲーム的なプレイ感もある。さらに、ステージにはギミックがあり(例えばボールを火をつけて氷のオブジェクトを溶かして壊したり)、プレイヤーを飽きさせない。

 さらに、ステージごとに挿入されるストーリーパートでは、少女っぽい印象のキャロルとこうもりの冒険が描かれ、細部まで作りこまれた演出が光っている。この部分だけでも見ていて楽しい。

総評

 90分程度のプレイ時間の中に、面白さが凝縮されており気軽にプレイできる作品という感じ。オリジナリティもありプレイアビリティも高い。

 後半になると難易度も上昇するが、ボールがゆっくりになり残機が増える「やさしさモード」もあるので苦手な方も安心できる。
 一つ気になった点を挙げるなら(私がプレイしたのは最新版でないのでアップデートで変わっている可能性もある)、一部の魔法が強すぎてせっかく9種類あるのにあまり使わない魔法が結構あることくらいだろうか。

 最後に触れておきたいのが、本作のようなブロック崩しもそうだし、シューティングゲームとかパズルとかでも言えることだと思うのですが、ゲーム性とは直接関係のない部分、グラフィックとか、音楽とか、演出とかも実はかなり重要だと思うんですよね。
 例えば、STGだと東方シリーズの音楽の楽しさへの寄与とか、弾幕の美しさとか世界観とか。今更モノクロのインベーダーをやる気にならないのは、そのゲーム性だけが原因ではないだろう。
 あるいは、パズルだと「ぷよぷよ」がただの無機質なジェルを扱うのではなくて「ぷよ」であることとか。アルルとかカーバンクルみたいなキャラクターがいることとか。連鎖や相殺の演出とかも熱いね。あとピンチになったら音楽が変わったりもね。
 本作の面白さを説明するには、こういう部分をしっかりと作っていることを見落としてはならないと思う。

『キャロルのブロック崩し~いにしえの魔導書~』のダウンロード(VIPRPG紅白2016)

【こちらもおすすめ】
VIPRPG紅白2016の他の作品:VIPRPG紅白2016から選んだ作品の感想とレビュー
同じく紅白2016の投票の上位:『Dの冒険7 ~Dの謎!?~』カードで世界救うぜ!いい意味で中学生が作ったっぽいノリのRPG

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『ジャンヌアクション』優れた難易度曲線が描かれる、シンプルで軽快な2D横スクロールアクション

WS000329プレイ時間:2時間程度

 『ジャンヌアクション』は、女戦士ジャンヌ(とブライアン)の"ドラゴンソード"を巡る冒険を描いた、独自システムによるなめらかなで軽快な2D横スクロールアクション。ステージは多数の雑魚がいる道中とボス戦で構成される。

 「もしも」の世界観を持つVIPRPG作品ですが、アクション部分がメインだと思われるのでご存知でない方でも楽しめると思います。"VIPRPG紅白2009"にて公開。

 本作はライフの概念がある(そして与えたダメージによってレベルアップしてライフが増える)2D横スクロールアクションである。レベル制は救済措置といった感じで、どうしてもクリアできない場所があるといったケース以外では、稼ぎが必要になることは基本的にない。ツクール2000製だが、独自システムを構築しているので一マス単位でしか操作できないということもない。むしろなめらかに動けて気持ちいい。加えて、決定キーで敵を攻撃することもできる。
 少し進めると、カービィデラックスのヘルパーみたいな感じでブライアンが共に戦ってくれる(自動で敵を倒してくれる)。また、進行度に応じてジャンヌは新たな技を習得し、「上キー+攻撃」「下キー+攻撃」「攻撃長押し」の3か所にセットすることができる。こちらにもカービィを思わせる「バーニング」(炎をまとって突進する)という技があるが、これは暴発すると死につながることがあるので注意が必要(経験者は語る)。

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 快適かつシンプルなゲームシステムに加え、難易度曲線がとても考えられている。最初は易しいステージから始まり、プレイヤーは操作に段階的に慣れることができる。特徴的なアクションやシステムも徐々に開放されていくので戸惑う心配はない。そして後半のステージやボスはなかなか手強い。しかし、理不尽な難しさ(あまりにも繊細すぎる操作が必要だとか、敵の体力が高すぎるとか)ではなく、敵の行動パターンを理解し、それに対する応じ方を洗練させていくことでクリアすることができる内容になっている。それはまさに「上達」を実感させるものだ。そこが面白い。ジャンルは違うけど、シューティングゲームの東方シリーズに攻略の感覚が少し似ていると感じた。
 そしてミスした場合のリトライも迅速に行うことが可能で、とてもユーザーフレンドリーだ。

ダウンロード(VIPRPG@Wiki)

こちらもおすすめ:VIPRPG良作アクションゲーム繋がりで『七ツ星』爆ボンバーマン風味のやりがいのある手強いアクション。


 本作はカービィデラックスを連想させるような作品だったが(魔法陣でセーブできるのもそうだっけ)、SFCのカービィデラックスは昔かなり好きで相当やってた記憶がある。「0% 0% 0%」というネタもあるくらい何回もセーブ消えてたけど、あまり気にならずに何回も「はるかぜとともに」とか「ダイナブレイド」とかからやってたなぁ。
 RPG風のボスでは1Pが何もせずに2Pのタック(泥棒)がひたすら攻撃連打するのが最大ダメージだっけ、当時はネットとか全く見てなかったのでもしかすると違うのかもしれないけど、鬼殺し火炎ハンマーやハンマー捨てを要所で挿入したりと色々と工夫はしてみたけど、結局行きついたのはタックの連打だったと思う。
 あと全く自慢にならないけど、刹那の見切りで一回だけ「00」をたたき出したことがある。もはや反応じゃなくてただの運だけど!
 そんなカービィデラックスのリメイクが上記の「ウルトラスーパーデラックス」です(宣伝)。


今日のひとこと

 ニコ生のゲーム生主のぬっきーに関する記事を執筆中ですが(引退宣言から約4か月経っても復帰しないので)、うまくまとまらずもうしばらくかかりそう。
記事のタイトル候補
  • 星になったドラクエ生主"ぬっきー" ~ おうぬきお、邪魔すんで
  • 永遠となった「ぬっちゃんまだかな?」 ~ 届かない叫び
  • 34ったら34 ~ 部屋の温度計も34(℃)! もう帰れない…、あの蒸し暑い夏には
  • <待て次回>(黄色の背景に赤文字、マッドキャッツTシャツ)「いったんね、いったん」 ~ それが彼の最期の言葉となった ~
まあ、タイトルは冗談です。ハクちゃんとかゾーマちゃんにもまた会いたい。
書いている人
konoha
konohaTwitter

 この世は生き地獄。争いが果てぬ阿修羅の世界。創作の光だけが救いだ。

 ネットの暗部ばかり見ている病的な人間です。不条理で悪がはびこる世界と社会に対して強い憎しみを抱いています。

 好きなものは、ゲーム全般、ハースストーン、ニコ生、格ゲー界隈の配信、syrup16g、村上春樹、ユング心理学。

学校が嫌いだった。「明るく」「協調」「頑張る」吐き気がする。
その他、詳しいプロフィール

note(創作関連)より、
「オフィスに転がった万全な死体」
『偽りの注射と、廊下の残像』
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