影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想

 ゲーム評論家(自称)がゲーム全般・フリーゲーム・音楽・文学などについて、熱っぽく本音で語っていきます。自分に嘘はつけない。

映画

アニメが提供する楽しさは「公平」だ。まどマギ劇場版の前編後編を見てそう思った。

様々な格差があり不公平な世の中で、個人の能力とかお金とか見た目とかにあまり関係なく楽しめるアニメって素晴らしい。

どうも、まどマギ(魔法少女まどかマギカ)の映画版を2周目してきたkonoha(@sdw_konoha)です。
最近はabemaTVでアニメ見たりしてます。スラムダンクとかファーストガンダムとか。間にきかんしゃトーマスが挟まれることがあるので、ついでにそれも見てますw



さて、まどマギはアニメ版からカウントすると本編は3周目ですね。個人的に映画版の新編は蛇足感があると思ってます…。それはさておき、まどマギは3回見ても超面白かった。すげー!!



まどマギの内容とこの記事の主張に強い関連があるわけではないので、なるべくネタバレを避けて語っていきますが、物語の核心に触れない程度の若干のネタバレはあると思います。
あるいは、ネタバレの部分を飛ばしても、タイトルの内容につながる後半部分は理解できるように書いてあります。
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映画『メアリと魔女の花』 レビュー/感想/考察 苦悩なき決意に感動はない。(記事前半はネタバレなし)

雨が降らない空に、虹は架からない。そういう失敗が本作のストーリーにはある。

久々に劇場で映画見てきました!! konoha(@sdw_konoha)です。
1年ぶりくらいかも。最後に映画館でみた作品が思い出せない。「君の名は。」すら見てません…。小説とか音楽とかゲームは好きだけど、別に映画通じゃない一般ピーポーが思ったことを語っていきます。

好きなアニメ映画を思い出そうとすると、「AKIRA」「東京ゴッドファーザーズ」「パプリカ」(でも、今敏なら妄想代理人のほうが好きだな)「エヴァ」あたりがパッと出てきました。並べてみると、改めて超有名作くらいしか見れてないなぁ。

さて本題へ。『メアリと魔女の花』は、「借りぐらしのアリエッティ」「思い出のマーニー」を手掛けてきた米林宏昌監督による映画。どっちも見たことないけど。

メアリと魔女の花 オリジナル・サウンドトラック
村松崇継
トイズファクトリー
2017-07-05


そして彼がスタジオジブリ退社後、初めて製作した作品らしい。 だからネット上でもジブリとの関連で語られることが多いんだね。

ジブリに特別の関心がないので、「ポストジブリになりうるのか?」というような論点もあるみたいですが私にはわかりません。映画通じゃないので監督やキャストの仕事ぶりとかもよくわかりません。ただ純粋に一つの作品として鑑賞しました。

原作は、イギリスの女性作家メアリー・スチュアートにより書かれた児童文学「The Little Bloomstick」。確かにストーリーがいかにも児童文学的だと思った。

この映画を観ようと思った理由は、たまたま時間があいてたときにやってたから。そんなに期待してたわけじゃない。

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[映画]『グローリー/明日への行進』(2014)われわれの創造的な抗議を、肉体的暴力へ堕落させてはならない(キング牧師)

グローリー/明日への行進 [DVD]

 黒人に対する人種差別を描いた、キング牧師の歴史ドラマ映画『グローリー/明日への行進』(2014、アメリカ)を観た。私は日本人としては、黒人に対する人種差別に関心を持っているほうだと思っているが、ちょっといまいちだったかも。
 私は人種差別そのものに特別の関心があるというよりは、「マジョリティ(社会的に大きな力を持つ存在)によるマイノリティの不当な差別・弾圧と、そこから彼らが自らの尊厳を回復して生きていくための闘争の歴史」に興味があるという感じだけど(ちなみに晩年のキング牧師は黒人だけでなく色んなマイノリティ達の力を結集しなければならないという思想を持っていた。メキシコ系、プエルトリコ系など。さらには、民族的なものだけではなく、女性や障害者、同性愛者、貧困層など、今まで無視されてきた社会的弱者をも含む。そして、ベトナム戦争により疲弊するアメリカの社会は、そのツケをマイノリティ達に負わせていた)、この映画はいまいち心に響いてこなかった。
 本作は歴史的事実の表面をなぞっているだけで、そこに存在した人間ドラマをいまいち描き切れていないと思った。歴史の教科書でも眺めているかのようなきらいがあったように感じた。端的に言うと、キング牧師は偉大だが、この映画は偉大な作品とは言えず、彼の偉大さを描き切れていないというのが個人的な印象。

あらすじ

 1964年ノーベル平和賞を受賞したキング牧師は、翌65年、黒人の選挙権を求める525人の同志と共に、アラバマ州セルマから州都モンゴメリーまで80キロのデモ行進を始めるが、 そこに待ち構えていたのは白人の州警察と民兵隊だった。 次々と黒人たちが殴り倒されていくニュース映像が全国に流れ、テレビの前の全米7,000万人が衝撃を受ける。 「肌の色など関係ない。人は皆平等だと信じるならば共に行進しよう」キング牧師の呼びかけに、全国から続々と人々が集まってくる。 翌日、黒人と白人、男と女、大人と子供がしっかりと腕を組み、彼らは再び歩き始めた―。(amazonより引用)続きを読む

[映画]『カジュアリティーズ』(1989)感想。戦争犯罪の実話。兵士達は少女を乱暴した。ただ一人がその行為に加わらず非難した。「裏切り者」と彼の告発は封殺された。社会の縮図のようだ

カジュアリティーズ [Blu-ray]

 『カジュアリティーズ』(1989年、アメリカ、原題:Casualties of War)は、ベトナム戦争(1955年11月 - 1975年4月30日)において実際に行われた性犯罪について描かれたドキュメンタリー映画。監督はブライアン・デ・パルマ、出演はマイケル・J・フォックスやショーン・ペン等。

 その組織の外部や後世の人々から見て、明白な悪の行為がある組織においては肯定されているとする。その行為の醜悪さに気づいた少数の人間がその行為を告発することは難しい。この映画は戦争犯罪を題材にしているが、それだけにとどまらない現在にも通ずる普遍的なものを感じた。この映画で表現されていることは、論理をこねくり回し現実と乖離したような机上の空論ではなく、寝ても覚めても頭にこびりついて離れない生の悲鳴だ。

 映画通というわけではない私がこの映画を観たきっかけは、あるサイトの名言集に本作の劇中のセリフ「何か勘違いしてる。いつ死ぬか分からない。だから何をしてもいいと。皆何も構わなくなっている。だがきっと逆なんだ。大切な事は反対だ。いつ死ぬか分からないからこそ、余計に考えるべきなんだ。構うべきだ。きっとそれが大切なんだ。」が掲載されていて興味を持ったからだ。続きを読む

[映画]『ジーザス』(1979)の感想。無料で見られるキリスト教の聖書の映画化。海外文学の参考等に

 『ジーザス』は、キリスト教の聖書を映像化したネット上で無料公開されている1979年のアメリカ映画。映画監督ジョン・ヘイマン制作。聖書は海外文学の深い理解のためには必須の教養ともいわれており、音楽やその他の芸術、哲学や科学などの広範な領域に多大なる影響を及ぼしているらしい。

 私も最近読了したドストエフスキーの『罪と罰』において聖書との関連が訳注によっていくつも指摘され、作中に「ラザロの復活」の箇所を直接朗読するシーンまであった。今まで聖書をちゃんと学んだ経験がなかったが、そろそろ知っておかないと損だなと感じたのでちょうどいいテキストを探していた。キリスト教に対してどのような態度を取るにせよ、まず知らないことには始まらないだろう。無知な状態での批判は偏見と言わざるを得ない。直接あの分厚い聖書を読んでいくことは骨が折れるので(そのほうがいいのかもしれないけど)、約2時間程度の無料公開されている映画に出会えたことは幸運であった。『ジーザス』のキリスト教内外による批評は知らないが、とりあえず自分で実際に見て判断することにした。

 wikipediaによると本作は、"新約聖書の「ルカによる福音書」を忠実に映像化することによりイエス・キリストの生涯を描いた異色作。","聖書と史実に忠実であることを目指して制作された。聖書学者、考古学者約200名が動員","またこの映画は70以上の言語に翻訳され、全世界で58億人が鑑賞したという。上映時間1時間56分。","ビデオのオープニングタイトルに“The Genesis Project, New Media Bible”(映像による聖書)という表示があり、『ジーザス』にも“A Genesis Project”の表記がされている。"とのことだ。続きを読む
書いている人
konoha
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 「満たされない人生に、ゲームでささやかな楽しみと癒しを」をテーマに発信しているブロガー。

 他には好きな本・音楽等とも全力で向き合う。ニコ生と某掲示板ばかり見ている病的な人物。
 息苦しい国だけど、マイペースに、人どうしの違いを大切に。

嫌いな言葉は「明るく」「協調性」「頑張る」。学校が嫌いだった。

その他、詳しいプロフィール


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