影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想

 ゲーム/ニコ生評論家(自称)が文化的なことについて、熱っぽく本音で語っていきます。自分に嘘はつけない。

ゲーム以外

本ブログのタイトルを変更しました

今日を持って本ブログは、「フリーゲームRPGレビュー・感想 木の葉」から「影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想」に名前を変更しました。


理由は、フリーゲーム以外の記事も増えてきたからです。

ブログを書けば書くほど自分というものが改めて分かってきた(あと少しずつ癒されてきた)ので、「影絵の」という言葉も追加してみました。


第2ステージの開幕だ!

MUCC(ムック)『朽木の灯』長めレビュー:「未完の絵画」と「遺書」、苦痛の悲鳴と退廃の美【鬱な邦楽ロック】

※前置きとしまして、私はムックの他のアルバムをちゃんと聴いていないので、ムックをずっと聴いてきた長年のファンの方からすると浅いかもしれません。ムックというバンドが築いてきた流れ・変遷やダイナミズムというものは捉えられていません。『朽木の灯』単独で聴いた場合の印象となりますので、ご了承ください。

――ファンの間では最高傑作との声も多い4th Album『朽木の灯』。

朽木の灯
ムック
ユニバーサル ミュージック
2004-09-01


 私は今まで、ムックの曲は有名な曲をいくつか聴いたことがあるという程度だった(ちなみに、5th『鵬翼』の「赤線」とかも好きです。この曲、バックホーンの「孤独な戦場」と歌詞の内容が結構似てません?)。しかし、とある偶然の出会いから『朽木の灯』の曲を耳にし、CDを入手する機会に恵まれたので聴いてみたのだけれど、今まで聴いていなかったことを後悔した。

 いや正確には、ずっと昔に一度だけ聴いたことがあったのだけれど、自分の中のタイミングが合わなくて通り過ぎてしまっていた。しかし、心の中で「判断保留」のラベルを付けられ、そのまま忘れそうになっていたこのアルバムを改めて聴いてみると、相当良かった。かなりおすすめです。
 苦痛の悲鳴と退廃の美、という感じ。古びて廃墟になった館を憂鬱さに押し殺されそうになりながら、一人でゆっくりと歩いているような、そんな美しさを感じます。

ツバサは折れねじまがり孤独に形を変えた
血の涙流しても
けして景色変わることはなく

(「未完の絵画」より)

 まず、目立っていた印象の「未完の絵画」と「遺書」についてフォーカスして書きます。それ以外の曲についても後半で触れていきます。

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[小説] アゴタ・クリストフ『悪童日記』 明瞭に語ることによって語られなかったものを語る

 私はあえて、この本の内容になるべく直接的には触れずにその面白さについて語ってみたいと思っている。理由はいくつかある。

あらすじ

 戦時下のある国で、<大きな町>から母親が双子の子供を連れ、<小さな町>のはずれにある自分の実母の家を訪ねてくる。母親の家にはもう子供に食べさせるものがなく、「魔女」と呼ばれる自分の母親に子供を預けに来たのだった。この双子の祖母は子供に対しても容赦がなく、人並みに働かない限りは食事を一切あたえない。双子はやがて農作業を覚えて食事をもらうようになり、家に置かれていた唯一の本である聖書でもって独学で読み書きを覚え、互いに協力して様々な肉体的・精神的な鍛錬をする。時には盗みやゆすりも辞さず、家を間借りしている他国の性倒錯者の将校に助けられたり、隣人の兎口の少女を助けたりしながらも、双子は困難な状況を生き延びていく。(amazonより)


 本書の文章は徹底された独自のルールと、固有名詞の排除という特徴を持って一貫して書かれている。
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(感想追記)syrup16g tour 2016 『HAIKAI』の最終東京公演(ZEPP TOKYO、12月15日)が、ニコ生で観られる!シロップ最高!(ニコ生から見たライブレポート的なものを追記)

追記:23時頃)ライブの感想を追記しました。記事の後半にあります。


Deathparade - syrup16g(MV)
(『darc』のtrack 2に収録。英語の部分は「Somebody kills me」と繰り返されている。syrup16gの曲の中では歌詞は抽象的なほうだと思う。メロディを言葉にするのは苦手だけど、重厚で鋭めな感じかな? ちなみに私が好きな曲を一つだけ選ぶなら「I・N・M」(『Mouth to Mouse』)を挙げたい。記事も書いています→[邦楽ロック] syrup16g「I・N・M」のレビューと個人的経験を交えた感想

 今日も何気なくニコ生を見ていたら、ひどく見覚えのあるロックバンドの名前が目に飛び込んできました。syrup16gです。思わず「うおおおおおお」と雄たけびを上げたくなりました。
 syrup16gは私の一番好きなバンドで、原点であり、心のふるさとであり、精神的な最終セーフティネットでもあります。そのライブがなんとニコ生(プレミアム会員限定)で2016/12/15 19:00から生中継されるらしいです。もし見逃してしまった方も一週間以内ならタイムシフトで観られるはず。
番組は生中継公演の前日21時より、syrup16gのオリジナアルバム一挙試聴や、歴代ミュージックビデオ、厳選ライブ映像のオンエア、
さらに、アルバム『darc』を発売してのツアー syrup16g tour 2016
『HAIKAI』の最終公演12月15日ZEPP TOKYOを、
ニコニコ生放送で独占生中継決定!!
(公式の番組説明より引用)

syrup16g 24時間スペシャル tour 2016「HAIKAI」ファイナル@ZEPP TOKYO独占生中継(ニコ生)

 今までに私が聴いたシロップのライブは再結成前のラストライブ(DVDで何度も見た)と、再結成の『生還』(現地に足を運んだ)の二回です。アルバムは歌詞の隅々まで思いを巡らし、心にしみこませるように相当な回数を聴きましたが、ライブは見てないものがまだたくさんありますね。ちなみにこの記事は放送の『遅死10.10』のライブビデオを聴きながら書いていますが(コメント欄に熱心に聴きこんでいることがうかがえるファンがたくさんいて嬉しくなる)、今回もとても楽しみです。

ニコ生から見たライブの感想は「続きを読む」から。続きを読む

[邦楽ロック] 尾崎豊の「20代」の楽曲にも注目したい 「太陽の破片」「永遠の胸」「Mama, say good-bye」等 ~ 彼にとっての"愛"とは

ALL TIME BEST

 私はリアルタイムで尾崎豊を聴いた世代ではない。彼の死後、時間が経ってから聴き始めた立場の人間である。なので当時の空気とか、熱狂については伝え聞くばかりでリアルな感覚を共有していない。そういう人間が書いた記事として受け取っていただきたい。

マスコミが作った「10代の代弁者」というステレオタイプな尾崎像は誤っている

 確かに「15の夜」「卒業」は不朽の名曲だ。しかし、10代の頃からそういうタイプの曲ばかり作っていたわけではないし(もっと内向きで繊細な感じの曲もたくさんある。「僕が僕であるために」「シェリー」あたりが特に好きだな。当時の街の風景や匂いを感じさせる「路上のルール」等のような曲もある。余談だけど、昔の日本の歌って独特の哀愁があるのがいいね。ポップスやロックに限らず、アニソンのEDとかも。魔法陣グルグルの「Wind Climbing ~ 風にあそばれて」とか特に好き)、(10代の曲と比べて知名度が低い)20代の尾崎もそれらに決して劣らない名曲を生み出している。個人的な好みで挙げれば、「太陽の破片」「永遠の胸」「誕生」「Mama, say good-bye」等。また私生活では結婚し、父親ともなった。動画サイト等では、30代後半の父親による「むしろこの年になって涙なしには聴けなくなった」というようなコメントも見かける。続きを読む
書いている人
konoha
konohaTwitter

 この世は生き地獄。争いが果てぬ阿修羅の世界。創作の光だけが救いだ。

 ネットの暗部ばかり見ている病的な人間です。不条理で悪がはびこる世界と社会に対して強い憎しみを抱いています。

 好きなものは、ゲーム全般、ハースストーン、ニコ生、格ゲー界隈の配信、syrup16g、村上春樹、ユング心理学。

学校が嫌いだった。「明るく」「協調」「頑張る」吐き気がする。
その他、詳しいプロフィール

note(創作関連)より、
「オフィスに転がった万全な死体」
『偽りの注射と、廊下の残像』
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