影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想

 自称・ゲーム/ニコ生評論家が文化的なことについて、熱っぽく本音で語っていきます。

初めての方へ
 近頃は、ゲーム関連とニコ生等について書いていることが多いブログです。PC用フリーゲームに関心がある方には、最近のおすすめ名作フリーRPG8選(2016年版)VIPRPGのおすすめ名作・傑作12選まとめ(2016年版)がおすすめ。  フリゲ以外に関心がある方はそのカテゴリの記事か、下の過去記事セレクションあたりがおすすめ。
過去記事セレクション(3/19):
最近のおすすめフリゲ:【長めレビュー】『グリム・ディエムの冒険録 あるいは忘れられた海の底で』中編RPG『リリアン・クー』中編RPG『戦海ディザイア』短編RPGVIPRPG紅白2016から選んだ8作品の感想とレビュー

シミュレーション

  • 『Waterization -ワテライゼーション-』Civライクな内政と版図拡大SLG
  • 『武器に願いを2』寡黙な男の鍛冶屋経営&戦略SLG

『Waterization -ワテライゼーション-』Civライクな内政と版図拡大SLG

プレイ時間:4~5時間程度WS000203

 『Waterization -ワテライゼーション-』は、商用PCゲームのシヴィライゼーションシリーズ(つい最近6が発売されましたね)の影響を強く受けて作られたシミュレーションゲーム。指導者「わてり」が、エターなった星で技術研究や政治・法制度・宗教などを定め文明を築き、敵国と戦争して版図を拡大していく。謎めいたストーリーも魅力的。

 VIPRPG作品ですが、「もしも」の世界観を知らなくてもゲームを十分楽しめると思われます。"VIPRPG紅白2011"にて公開。

WS000205 いざゲームスタートしてみると、なかなかゲームシステムが複雑なようだ。解説が挟まれるものの、結局全てのルールを把握しておかないと厳しいという印象なので、城の人の話と解説はすべて読んでおいた方がいいかもしれない。自分の領地を選択して実行できる市民配置、生産物決定、土地改善が終わっていれば、ターンエンドを連打していいようだ。詰まったり疑問を抱いたら付属のテキストファイルが充実しているので参照してみてほしい。
 そして技術開発をして新たな戦闘ユニットや武器等を獲得し、部隊を編成して敵国に宣戦布告をして戦争状態に入るというのがゲームの基本的な流れだ。他にもサブイベントが用意されている。

 4~5時間程度のプレイ時間の本作であるが、一息でクリアしてしまうような熱中度の高い作品であった(私のプレイは序盤でかなりもたついた印象だったが、クリア時のスコアは5372点でとても優秀らしい)。また、ゲームシステムが目を引くがストーリーも謎めいていて先が気になるものだった。気になった点としては、ターンが経過しても宗教がらみ以外でデメリットがほぼないので、じっくり準備すれば簡単になってしまうというところ(一応500ターン以内という制限はあるがかなり緩い)。もたついていると敵国から何かアクションがあれば嬉しかったかもしれない。そして終盤になると同じことの繰り返しで若干単調さを感じたところか。

『Waterization -ワテライゼーション-』のダウンロード(VIPRPG紅白2011)

関連・良作SLG繋がり:『武器に願いを2』寡黙な男の鍛冶屋経営&戦略SLG


本家civシリーズの最新作。私はsteamでサマーセールの時に4と5を購入したが、まとまった時間がとれずまだインストールしていない。しかし評判によると寝食を忘れてプレイするくらい面白いらしい。そういや昨日のハロウィンセールで、世界観と表現が優れた有名なアクションパズルのLIMBOが80%OFFとかで196円で売っていたので購入しました。こっちは確か短編なので近いうちにやってみようかな。

今日のひとこと

 最近寝る前にクラシックを聴いています。ニコニコ動画でよさげなものを検索してタイマーセットして。昔は少しショパンを中心に聴いていたくらいでクラシックに熱心な人間ではなかったが、改めて聴くとはるか昔の作品が現代にも伝わっている理由を感じている。ゲーム制作を始めてからBGMに対する感覚が鋭くなった気がする。自分でもどのシーンでどのBGMを流そうかと考えたりするので。詳しくないので間違ったことを言っているかもしれないが、音のフレーズで主題が提示され(不思議なことに音と、人間の感情や感覚がよくリンクする。歌詞がない分、色んな壁を越えてよりダイレクトにコミットしてくる)、様々な冒険や闘争、和解等を経て変遷していくような様を聴いていると不思議と心がほどけていくような満足感のある心持になっていく。10年というような単位の長い時間や情緒あふれる鮮烈な体験が短い曲の中に凝縮されているような感じ。個人的にはピアノの作品が好きだな。内省的でメランコリックな感じがいい。指揮者や演奏家による違いはよく聞き分けられるほどの経験値がまだない。

『武器に願いを2』寡黙な男の鍛冶屋経営&戦略SLG

ScreenShot_2016_1009_12_03_34プレイ時間:3時間程度

 『武器に願いを2』は、鍛冶屋である主人公・マゴロク達が武器を製造し、その武器を売って(戦場へ配置)敵国と戦うシミュレーションゲーム。タイトルの後ろに"2"と付いていますが、2からやっても問題なさそうでした。操作にはマウスを使用します。

ゲームシステム

 ゲームシステムはわかってしまえばシンプルかつ面白いのですが、操作説明やマニュアルの情報量が多すぎて結局何をすればいいのか若干わかりにくいところがあると感じたので、少しご説明します。
 このゲームはステージクリア型になっています。そのクリア条件は、敵国力を0にすることです。そのために、画面右のマス目のマップに自分たちが作った武器を(持った兵士を)配置して戦います。配置した武器は種類ごとに移動タイプが違い、ターンごとに自動的に移動します。武器は画面左(青いゲージのあるところ)で製造されており、武器名をクリックすると製造する武器を変更できます。そして製造した武器を、画面中ほどの(オレンジのゲージのあるところ)で武器名をクリックして売却して戦場へと配置します(その時表示されている武器しか売却できない、ゲージがマックスになると入れ替わる)。配置する位置は画面右のマス目のマップのピンク色で表示されている場所になります。
 画面左→中→右の流れで操作するといいかもしません。ゲームがスタートすると、色んなゲージがそれなりの速度で時々刻々と変化しはじめ、またタイムオーバーになるとゲームオーバーになりますが焦る必要はありません。一見、RTSのように忙しく思えますが、難易度「簡単」「普通」なら落ち着いてプレイしても大丈夫だと思います。どうしていいかわからなくなったらとりあえず右クリックで説明画面を表示すればポーズ出来ます(PrintScreenキーでSSを撮影すれば画面を切り替えずにポーズできるという方法もある)。

ScreenShot_2016_1009_08_43_43 また、ステージをクリアすると武器の製造に必要な素材等の購入とキャラクターの成長を行えます(右の画像)。ちなみに、最初から製造できる武器ばかり作っていると経験値があまり入らないので注意。その他、詳細な仕様についてはゲームフォルダ内に同梱されている説明書を参照してほしい。

総評

 右クリックでいつでも説明画面を表示できるとはいえ、武器の種類の多さと、移動のしかたが敵の場合説明画面と反転していたり、壁にぶつかると逆方向に移動する等若干わかりにくいと感じたところもあったが、わかってしまえばオリジナリティのあるゲームシステムがとても面白かった。1ステージが短めであることもあって、ずっと続けてプレイしてしまうような魅力がある。
 システムを理解してしまえば難易度「普通」は易しいが、それをクリア後に続けて挑戦した「難しい」はなかなか歯ごたえがあった。とくに終盤は計画的なプレイをしていないと時間的に厳しいという印象だった。

 最後になったが、ステージクリア後に描かれるストーリーも短いながらも魅力的だと感じた。寡黙な主人公の鍛冶屋でのシーンが中心となっており、「戦争と平和」や「武器の是非」という深いテーマについて描かれている。ストーリーとゲームシステムのリンクがやや希薄(戦っている敵国のことはほとんど語られない。また、ステージごとに違うグラフィックで表示されている敵についても語られればもっとモチベーションが上がりそう)なのが少し気になったが。

『武器に願いを2』のダウンロード(ふりーむ!)


 シミュレーションゲームといえば。ターン制ストラテジーで、戦争して制圧するだけでなく外交・科学・宗教の発展による勝利もある。私もSteamのセールの時に4と5の両方を購入したが、あまりにも面白すぎて他の事が出来なくなる恐れがあるとのことなのでまだインストールしてない。まとまった時間が取れたらやりたいね。
書いている人:konoha
この世は生き地獄。争いが果てぬ阿修羅の世界。創作の光だけが救いだ。

ネットの暗部ばかり見ている病的な人間です。
好きなものは、ハースストーン、ニコ生、格ゲー界隈の配信、syrup16g、村上春樹、ユング心理学。詳しいプロフィールはこちら。

好きなフリゲは、セラブル、アナザームンホイ、ワールドピース&ピース、ざくアク、ドグマの箱庭シリーズ、ひよこ侍、他多数。
follow us in feedly



免責
当サイトに掲載されているスクリーンショットや紹介文等の著作権は各権利所有者に帰属しております。
当サイト及び外部リンク先のサイトを利用したことにより発生した、いかなる損失・損害についても当サイトは一切の責任と義務を負いません。