※内容にフィクションを含みます

私は「萌え声」系と呼ばれる配信者をそれほど見ていない。「萌え声」系とは、主にニコニコ生放送でアニメキャラのような声を演じている女性ゲーム配信者の総称だ。
今だとう○○○さんとかが有名。私はコミュ入ってないけど。昔のカラオケ放送とか好きだったんだけどね、複数の声色を使い分けるのが楽しくて。近頃はさすがにね。

私は「萌え声」系と呼ばれる配信者をそれほど見ていない。でも、一人だけ好きな萌え声生主がいる。私はその人を配信長期休止に入る直前あたりからちゃんと見始めたので、数回しか放送を見ていない。あとは動画。なので、誤解や偏見に満ちているだろうし、特定の名前は出さない。これは妄想日記なので、架空の生主について語っていると受け止めてほしい。実際、その人のことを詳しくは知らないので、妄想みたいなものだ。私が勝手にそう解釈したに過ぎない。


その女性生主は自身の配信で、自分は若くてかわいくて、高学歴・高収入で男性に困ったことはないと公言していた。可愛らしく、男性を誘惑するような独特の周波数のその声で。

彼女の放送は人気だった。彼女のことをもっと知りたがったり、会話をしたがるコメントが絶えなかった。


しかし後に、公言していたことが全て嘘で、若くもなく、特別かわいいというわけでもなく、学歴も職も自慢できるようなものではない、ということが明らかになったらしい。

そして長期休止・実質的な引退のような状況に追い込まれたと聞く。


私は、このエピソードを匿名掲示板で読んで(とてもゴシップ的に、攻撃的な論調で書かれていた)、その女性生主のことを好きになった。放送をもっと見たいと思った。

コンプレックスの塊で、ネットで自分を大きく見せるのが生きがい。人気配信者。リアルでは持たざる者。何もない。
彼女はどんな部屋で、どんな生活をしながらゲーム放送をしていたのだろう?


私は、彼女が相当に魅力的な人間であると感じた。
いや、面白いでしょこの人。馬鹿にしているとかじゃなく。だから人気になれたんじゃないの?

人気生主になるのはとても難しい。ほとんどの生主は過疎生主だ。ピラミッドの頂点まで登り詰められる者は、ほんの一握り。

嘘をついていようとも、演技していようとも、彼女からあふれ出す魅力までは覆い隠せなかったのだと思う。いや、というより、嘘をついていることまで含めた彼女のパーソナリティが魅力的なんだと思う。裏切られた気持ちになったリスナーが、それなりの数いたことも否定できないけど。


私は実生活で、自分が嘘をついたり、同調圧力に負けて演技したり、立場上そう言うしかなかった、という罪悪感に苛まれたとき、いつもその女性生主のことを思い出して、勇気をもらっている。こういう生き方もあるのだと。

そうして私達は前に進んでいける。彼女の貢献は大きい。寛容と勇気を与えている。



心の奥底ではそう感じていたから、その人の放送から目が離せなかったんじゃないの?

あとがき

前回の妄想日記で、笑える内容にしたいと予告しましたが、その「フリ」がすでに失敗で、そのハードルを越えられなかったので違う内容でお送りしました(下手くそ)。
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この記事を書いた人

konoha  konohaTwitternote

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