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steamのウィンターセールが日本時間2016年12月23日深夜から2017年1月3日まで開催されるらしいです。終了日はリーク情報なので確定ではありません。年数回あるセールでは、各種ゲームが大幅に安くなり、それがsteamの特徴でもあります。)

Steam Gift Card $20 (輸入版:北米)

 私はsteam(PC用有料ゲームダウンロード販売の国際的プラットフォーム)のゲームは時々プレイする程度で、やったタイトルはそんなに多くない。完全に個人的な好みだが、その理由はいくつかある。
  • 個人や少人数で製作されたフリーゲームのほうが手作りの温かみ・個々の人間の息吹や想い(重要)や、個人的でくだけたユーモア(VIPRPGのksg的な))を感じやすい。
  • 3Dより2Dが好き。2Dのほうが暖かく個人的に感じる(理想を言えば、聖剣伝説LOMとかサガフロ2みたいな感じ)。リアルで高解像度な3Dグラフィックよりも、抽象度が高い「絵」のほうが好き。もちろんsteamにも2Dゲーはたくさんあるが、3Dゲーのほうがずっと多い。
  • あと、たいていの2Dゲーは視点が固定されていて一目でプレイヤーにかかわる要素の情報が入ってくるところもいい。3Dアクションや反射神経等の動的な要素より、静的で知的な楽しみが好き。
  • FPSが苦手。FPSがとても多いことは洋ゲーの特徴の一つ。昔だとHaloシリーズ、最近だとOverwatchもやったけど、エイム(銃の狙いをつけること)が苦手だし、視点を頻繁に移動させると3D酔いとまではいかなくても疲れてくる。あと、銃で敵を倒すことにほとんどロマンを感じない。銃よりも、剣とか魔法を使わせてほしい。
  • RPGだと、なんでも出来る自由で広大な世界(オープンワールド)より、直線的なストーリー性が高い作品のほうが好き。開けた空間より、狭い部屋のほうが落ち着きます。
  • パソコンが低スペックなので、新しい作品だと最低水準を満たさないことが結構ある。
とはいえ、クリエイティブなゲームが数多く公開されていることもまた事実。近年のゲームを語るうえでは避けては通れないだろう。3Dゲーでもtropico3を最近やりました。箱庭ゲーは好きです。

 前置きはこれくらいにして、本題のカードゲーム『Card City Nights』(定価398円)について触れていきたいと思う。なお、本作には日本語版がないので、中学生レベルの英語であっても、英語を見るだけで嫌だという方にはおすすめできないので注意してほしい。steamの『Card City Nights』のページ

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どんなゲーム?

 FF8のカードゲームのように、3*3で9マスの盤面を各々のプレイヤーが持っている(上のSSを見てほしい)。対戦相手のライフを0にするか、相手のカードを攻撃して無効(無力化)にする等の方法で対戦相手が盤面にカードを置けなくすれば勝利となる。

 各プレイヤーは自分で構築したデッキからドローし、その手札から各ターンに一枚ずつカードを自分の盤面に配置する。配置するだけで効果を発揮するカードもあるが、基本的にはカードの端に描かれている矢印を繋げて条件を満たすと、大きく分けて「攻撃(attack)」「防御(defence)」「復活(revive)」の3つの効果のどれか(繋げたカードによる)が発現する。
  • 攻撃」の場合は、相手プレイヤーのライフを減らすか、相手の盤面のカードを無効(disable)にするかを選択する。無効にされたカードは、カードのテキストにある効果や矢印が無効になる。(しかし盤面には残り続けるので邪魔になり、矢印が繋がらず盤面がカードで埋まってしまうと敗北となる。こちらの勝利条件は一見例外的なものに思えるが、実は頻繁に起こる。無効になったカードは後述の「復活」で効果や矢印を取り戻す。)
  • 防御」の場合は、自分のライフを回復する。
  • 復活」の場合は、自分の盤面の無効になったカードを有効に戻す。
ルールはシンプルだし、動かしながらルールを覚えられる短めのチュートリアルも用意されているので、中学生レベルの英語力があればおそらく問題ないだろう。キャラクターの会話を理解するには高校生レベルくらいの英語力が必要となるが、わかりやすいアイコンをクリックすることで各種操作ができるので、最悪ほとんど会話の内容を理解できなくてもメインのカードゲームをプレイする分にはおそらく支障はない、と私は思っているが、有料なのでsteamの本作のページ等も参考に各自で判断してほしい。

プレイした感想とか

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 本作ではけっこういろんなデッキが組める。相手のライフをひたすらアグレッシブに攻撃するデッキや、防御に徹して相手のカードが尽きるデッキ(デッキの枚数は25~40枚、山札がなくなるとライフにダメージを受ける。受けるダメージはターンごとに1ずつ増加する。要はハースストーンのファティーグと大体同じ)、相手の盤面のカードを無効にして盤面を埋めて勝つデッキ等。
 カードも総計180枚以上あり、カードを回転させるカード(矢印の方向が変わる)、相手のカードの効果の対象にならないカード(他のカードゲームとはまた別の意味を持つ)、盤面上を移動するカード等、ユニークなものがたくさんある。
 1プレイも短め(5分とか)なのでプレイしやすい。ただ、2戦先取や3戦先取の戦いとなることには注意が必要だ。マッチ全体の降参はできるけど、敗勢になってもその1試合だけの降参が出来ないのが地味に気になった。私が見落としていただけならすみません。

 最初の5時間くらいは夢中になってプレイしていたけど、やはりマルチプレイがないので、CPUのデッキやAIの個性の限界を感じ、7時間をすぎたあたりからは正直飽きてきた。多くのデッキに勝てる汎用デッキでまず戦って、それで勝てなければ相手をメタったデッキを組んで倒すという繰り返しになってくる。ちなみにクリアまでのプレイ時間は10時間程度。しかし、値段以上に楽しむことができた。低スペックPCでもプレイ可能なのもありがたい。

steamの『Card City Nights』のページ

まだプレイしていないけど興味を持っているゲーム(steamへのリンク)

(『Card City Nights』のSSはLudosity ABの著作物です)

今日のひとこと

 明日12/24にVIPRPG紅白2016が開幕(ゲーム公開開始)だ!!


  
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この記事を書いた人

konoha  konoha/コノラスTwitter [つぶやきと更新通知]note [喜怒哀楽に全力な日記]

 「良い作品と出会い、より深く楽しむためのレビュー・批評、そして思い出」を発信しているブロガー。好きなゲーム・音楽・文学などを全力で語る。嫌いな言葉は「明るく」「協調性」「頑張る」。学校が嫌いだった。近頃はnoteで、過去の重い話や好きなことで生きていくための歩みを書いている。

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