影絵の木の葉 - フリーゲーム/RPG等のレビューと感想

 ゲーム評論家(自称)がゲーム全般・フリーゲーム・音楽・文学などについて、熱っぽく本音で語っていきます。自分に嘘はつけない。

  • 【おすすめアルバム】syrup16g『Mouth to Mouse』『COPY』等を歌詞重視で語る
  • 三島由紀夫の代表作『仮面の告白』『金閣寺』に、誰にも話したことのない自分の感覚が書いてあった。
  • 【おすすめ・代表曲】奮エテ眠レ / ZONE THE DARKNESS (ZORN) の生き様に、奮えて泣いた。
  • 【人気曲】ZORN「Letter」(生活日和)を聴いた人が感動の涙を流す理由
  • このブログを初めて訪れた方におすすめな29記事を厳選した。

【おすすめアルバム】syrup16g『Mouth to Mouse』『COPY』等を歌詞重視で語る

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やっぱり鬱ロック。癒されるシロップの名盤を歌詞から全力で語る。

鬱ロック。愛だの恋だの夢だの歌われても響かないし、そんな曲ばっかで食傷気味ですね。syrup16gの他には、THE BACK HORN、ART-SCHOOLがよく挙げられるようです。

私は頭がおかしいほどsyrup16gを聴いていますが(後述)、その中でもおすすめのアルバムをレビューします。シロップのアルバムの出来は安定していますが、『Mouth to Mouse』や処女作『COPY』が良いと思うので、レビューをしています。

あとは『coup d'Etat』もかなり良い。これについても書きたいけどまだ書けてない。『HELL-SEE』や『syrup16g』、再結成後のアルバムははじめての方へは勧めにくいです。これらは後で聴いた方がいい。

さらに、ライブビデオ『the last day of syrup16g』の神秘的で違う世界に来たみたいな感じとか、シロップのライブのノリについても語ります。


もくじ
  1. アルバム『Mouth to Mouse』がおすすめ。
  2. シロップ至高の処女作、『COPY』もいい。人気曲・有名曲の「生活」も。
  3. ライブビデオなら「the last day of syrup16g」。他のアーティストとは違い、静かなノリ。

↓「続きを読む」から、復帰後に公開された「生きているよりマシさ」のMV。く、暗すぎる…。だがそれがいい。不思議と落ち着く。続きを読む

三島由紀夫の代表作『仮面の告白』『金閣寺』に、誰にも話したことのない自分の感覚が書いてあった。

言葉にならない想いが、美しく克明な日本語で。なんか安心した。

この記事では、三島由紀夫の『仮面の告白』『金閣寺』について熱く語ります。まだ読んでない方も、もう読んだ方にも。
とくに『仮面の告白』について、作中の文章を引用しながら、彼の文章がいかに優れているかということに注目して語っています。そして、夏目漱石太宰治との比較も行っています。作家や作品のガイド的にも読めます。


私が三島由紀夫を初めて読んだとき、今まで自分の中で好きな作家ランキングを考えると村上春樹が一番で、その他には、中島敦や太宰治がランクインしてくるのですが、その争いの中に三島由紀夫が突如として食い込んできたような気持ちになりました。

関連:【おすすめ・解説】中島敦「悟浄出世」「悟浄歎異」(わが西遊記) - 多様過ぎる考えの中で身動きできない現代人へ

三島の文章の言葉遣い自体はやや難しめですがその分内容は濃いし、時代背景を知らないと読みにくいということは全然ありません。むしろ読みやすい。

初めて読んだ三島由紀夫の作品は、『金閣寺』だった

私は初めて読んだ作品が『金閣寺』だったのですが、かなり序盤の(30ページくらい)、有為子という女性を待ち伏せするシーンですでに天才だと思った。自分に合う小説だと感じた。

『金閣寺』とは?

一九五〇年七月一日、「国宝・金閣寺焼失。放火犯人は寺の青年僧」という衝撃のニュースが世人の耳目を驚かせた。この事件の陰に潜められた若い学僧の悩み――ハンディを背負った宿命の子の、生への消しがたい呪いと、それゆえに金閣の美の魔力に魂を奪われ、ついには幻想と心中するにいたった悲劇……。31歳の鬼才三島が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔。
金閣寺 (新潮文庫) [文庫]より引用)

内面の描写がすごく詳細で濃密で、自分も感じていたし他の多くの繊細な人たちも感じているだろうけど、うまく言語化されていなかったり、共有されていなかったりすることを鋭く描き出していて。これは『金閣寺』もそうだけど、『仮面の告白』にも顕著だった。同性愛的な意味ではなく。

文章表現が凄まじい。他のどの小説でも見たことない。名言多数。

そして、文章の表現力が凄まじくて。美しくて。こんな風によくも表現できるものだなと何度も思わされた。上述の『金閣寺』だと、お寺の匂いまでもが漂ってきそうだった。

例を挙げると、『仮面の告白』の、「主人公にとって色んな意味で気になっている女性との会話のシーン」より引用。

それから私たちは二言三言手持無沙汰な会話をした。私は全力をあげて快活であろうとし、全力をあげて機智ゆたかな青年であろうとした。しかもそういう私を私は憎んだ。
(p.134、新潮文庫、仮面の告白、三島由紀夫より引用)

これ超わかるんだけど。気になる異性にアピールするために、「全力をあげて快活・機智ゆたかであろうと」する。しかもそんな風に振る舞っている自分を「私は憎んだ」。

他人にアピールするためにいつもと違うような振る舞いをしてしまうんだけど、そういう自分の嫌らしさが憎くなる。気持ち悪いと感じる。超わかるし、1949年の小説にも同じことが書いてあると、なんか安心するというか、落ち着くような気持ちになる。

さらに例を挙げると、「主人公が14歳か15歳の頃に、20歳くらいの又従妹の姉ちゃんが主人公の太ももの上に頭をのせてきたシーン」です。

それっきりである。とはいえ自分の腿の上にしばし存在した贅沢な重みをいつまでも私はおぼえていた。肉感ではなく、何かただきわめて贅沢な喜びだった。勲章の重みに似たものだった。
(p.106、同上)

この「勲章の重みにも似たものだった」という表現がすごいなと思った。

その「重み」は、誰も彼もがいつでも感じられるありふれた重みではなく、自分と相手の関係が必要な重みであり、それを「勲章の重み」に似ているという言葉で表現するのがすごくいいと思った。続きを読む

【おすすめ・代表曲】奮エテ眠レ / ZONE THE DARKNESS (ZORN) の生き様に、奮えて泣いた。

成功するのは「誰も皆口を揃え一握りだと言いやがる、いいやまず一人きりだとしても俺はやる。」という言葉の重さ

この記事では今ジャンルの垣根を越えてかなりブレイクしているラッパー・ZORNが、ZONE THE DARKNESSを名乗っていた時期の代表曲、「奮エテ眠レ」の良さについて熱く語ります! かなり反響が大きく、評価されている曲です。私も一番好きな曲です。

何かに挑戦している人、自分らしくありたい人、周りに馬鹿にされている人に特に刺さります!

ZONE THE DARKNESS /『奮エテ眠レ』 /pro. Michita(youtubeより)続きを読む

【人気曲】ZORN「Letter」(生活日和)を聴いた人が感動の涙を流す理由

ZORNの人間としての大きさに、感動して泣いた。

この記事では、「Letter」について特に詳しく、そしてそれが収録されているアルバム「生活日和」の軽めのレビュー(3曲ほどピックアップして語る)を行っています。

「Letter」はラッパーであるZORNが、血のつながらない自分たちの娘に対して歌った曲です。この曲のどこが感動的なのか、人に涙を流させるのかということについて熱く語りました。

まず、聴いてみてほしい。

【Official Music Video】ZORN / Letter (Prod.by EVISBEATS & Kazuhiko Maeda) ℗2016 昭和レコード続きを読む

このブログを初めて訪れた方におすすめな29記事を厳選した。

(ブログの大掃除・整理・過去記事の加筆修正をしました。初めてじゃない方もぜひどうぞ

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当ブログはゲームを中心とした雑記ブログです。ゲームの中でもフリーゲームのレビューや感想記事が多いです。創作作品全般が好きなので、音楽とか小説などについてもよく書いてます。物語や心理的な面の考察が得意です。

私はいま、「満たされない人生に、ゲームでささやかな楽しみと癒しを」をテーマに発信しているブロガーを名乗っているので、多幸感にあふれた記事とかはありません。病んでる感がある記事が多めで、キラキラした感じが苦手な方におすすめです。でもゲーム系はそうでもなく割と万人向け。

近頃はようやく、内容でも勝負できるようになってきました。
自分でブログを始めるまではあまりブログを読む習慣がなく、どれくらいの感じでかけばいいのかよくわかっていなかったので、昔の記事は硬めに書きすぎていました。なぜ発狂していたり喜んでいるのかが伝わりにくかったと思います。なので、リライトが完了した記事からもご紹介しますね。

2017年10月現在(運営期間1年3か月)で、187本の記事があります。その中でもおすすめな・人気のある記事を29本厳選してご紹介したいと思います。これらを読めばこのブログがどういう内容なのか大体わかります。随時更新して追加します!

記事29本と数は多めですが、雑記ブログなので興味がないジャンルはスルーしてください。

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 「満たされない人生に、ゲームでささやかな楽しみと癒しを」をテーマに発信しているブロガー。

 他には好きな本・音楽等とも全力で向き合う。ニコ生と某掲示板ばかり見ている病的な人物。
 息苦しい国だけど、マイペースに、人どうしの違いを大切に。

嫌いな言葉は「明るく」「協調性」「頑張る」。学校が嫌いだった。

その他、詳しいプロフィール


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